よくわかるTPPのまちがい

鈴木宣弘教授著『よくわかるTPP48のまちがい』第14項より引用

貿易自由化によって失われる外部効果の代表は、農地や農山村がもつ「多面的機能」である。具体的には、国土保全機能、災害防止機能、生物多様性保全機能、景観保全機能などが含まれる。国内農地が荒廃すれば、これらの機能は低下する。それによって国民がどれだけ損失を被るのかを金額に換算する場合、たとえば、田んぼが荒廃すれば洪水が起きやすくなるので、田んぼの代わりにダムを作った場合の建設費用を充てる方法などがとられる。

農水省がこの方法で試算した結果によれば、貿易自由化による農業の多面的機能の喪失による損失額は約4兆円に相当する。これを差し引けば、内閣府試算の2~3兆円の利益はかき消されてしまう。

経済学では、自由貿易などの影響評価は外部効果も考慮して総合的に評価するのが今や常識なのに、貿易政策の議論になると、意図的なのか、60年前の経済学に引き戻されてしまうのである。
以上、引用終わり

ダム建設で政府調達大量発生!で景気が上がる?いえいえ、外資が請け負ってしまったら、せっかくの公共投資ですら吸い取られてしまうのでますます日本にお金が回らなくなりますよね。
それでなくとも「主食の生産を手放したら国は滅びる」というのはもう、メキシコやハイチを見れば一目瞭然ではないですか。
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by ekiseicherries | 2012-04-03 08:48 | TPP | Comments(0)


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